二次試験対策 - 前期試験 -


文科三類 2007年度入学 愛知県公立校出身A君からのアドバイス

各科目についてアドバイスをします。

英語

 配点120点。そのうち筆記90点、リスニング30点(推測)となっています。注目はリスニングの30点。1/4を占めています。ここで点をしっかり取れば、 合格は近づきます。具体的な対策として有効なのは「追い読み」です。英語の音声を聞きながら、原稿を見て声を出して読む。これだけです。 使う教材としては「速読英単語」がオススメです。これを繰り返せば、リスニング力はかなりつきます。
 あと残りの90点ですが、うち60点(推測)が読解に関するものです。これは読む量が半端ないです。まず読むことに慣れてください。 そして速読能力を付けて下さい。これは単語、構文などの基礎知識を固めた後行うのですが、大事なのは「パラグラフ・リーディング」です。 まあこれは慣れなので、たくさん文章を読みましょう。残りの30点が「自由英作文」です。もっとも有効な対策は「添削」です。 Z会や学校の先生など利用できるものはどんどん利用し、添削を積極的にしてもらいましょう。
 英語は二次試験の中でかなり重要です。ここで点を取れれば合格はかなり近づきます。直前ではなく、コツコツ取り組みましょう。

国語

 文系は「評論1」「古文」「漢文」「評論2」と大問4つです。この4つで勉強法が変わるのかといえば、そんなことはなく、大事なのは「添削」です。 積極的に添削していきましょう。国語だけでなく論述問題の勉強はこれが一番有効です。過去問を説いて先生に添削してもらうのもいいですが、僕は Z会の「東大国語」がオススメです。量が適度で、難易度も丁度いいです。あと、古典の基礎知識はしっかり固めておきましょう。ここで落としている人は危ないです。 「取れるところで取る」は国語のみならず、全てにおいて共通です。

数学

 得意な人は読まなくて結構です。苦手な人向けに書きます。
 大事なのは「結果」よりも「プロセス」です。いくら答えがあっていても、過程が完全に違っていたら、それは0点です。プロセスを意識した勉強をしましょう。 具体的には、問題集を選ぶときに、解説が分厚いものを選ぶといいです。そして解いた後、しっかりと解説を読み(別解も含めて)、その後もう1度解きます。 そして問題集を一通りやり終えたら、すぐに次に行かずに、もう一度やり直します(このときやるのは、最初、解いたときにできなかったもの)。 そうやって1度やった問題は完璧にできるようにしましょう。そうしてコツコツやっていくことで、最終的にあらゆる類の問題に対応できるようになります。 これが東周りに見えて、1番近道なのです。

世界史・日本史

 この2教科の勉強で大事なことは「あせって2次対策をやらない」ということです。では具体的に動勉強を進めていけばいいのか。それについて書きたいと思います。 まず出題池意識についてですが、両方とも論述形式です。しかしだからといって、はじめから書きまくればいいかというとそうではないです。まず基本事項を完全に 頭に入れてください。徹底的に暗記してください。センターが終わるまでずっとです。この間、論述問題は本格的にやらなくていいです(傾向を掴む程度には やっておいたほうがいいですが)。そしてセンターが終わって残り一ヶ月。ここからが勝負です。この一ヶ月はとにかく論述問題を解きまくってください。一題について 「解く」⇒「解説を読む、読みながら自分の答えを直す」⇒「また解く」というプロセスを最低1回はやってください。
 オススメの教材は、Z会の「東大世界史・日本史」です。量も適度で、添削が丁寧なので、とてもためになります。また過去問などを解いたときに、先生に一度添削してもらうのもいいです。 この2教科は残り一ヶ月で一番点が伸びます。僕は直前の勉強で50点⇒90点に伸びました。特に現役生。最後の追い込みで一番手応えが得られるものと思います。


理科一類 2007年度入学 神奈川県私立校出身B君からのアドバイス

各科目についてアドバイスをします。

数学

 Z会の通信教育がオススメです。塾などで先生が黒板に書いたものをノートに写すだけでは実力はついていません。スポーツで 上手い人のプレーを見ているのと同じです。上手い人のプレーを見ても、実際に練習しなければ実力はつきません。同じように実際に手を動かして、 自力で答案を作らないと駄目です。その点でZ会はいいです。あとは「大学への数学」がオススメです。もちろん過去問は20年分くらい解いてください。 1問にたくさん時間をかけてもいいですが、20分で解ききる訓練も必要です。途中点を狙いましょう。

国語

 ひたすら過去問を解いてください。時間配分を決めて取り組みます。理系は文系と違い時間には余裕があるので、じっくり考えることができると思います。 塾に通うとか、Z会添削をする等も大切です。なぜなら一人でやるのには限界があるからです。(答え合わせができない、なぜその答えになるのか分からない等)

英語

 もっとも大切なのはリスニング対策です。ここで確実に点を取ることで合格は大きく左右されます。 0.1点差で落ちることもある中で、リスニングは1問2点(推測)なので非常に大事です。ところが東大のリスニングは大変聞き取りにくいです。 音がこもってしまっているので、座る位置などでは全く聞き取れないこともあります。どうしようもないですが、事前に「そういうこともあるんだ」と知っておく だけで、違うと思います。最悪捨てるしかないときもあります。
 要約・自由英作文・英文和訳は塾、あるいはZ会の通信教育を利用して、添削してもらってください。長文読解は長めであまり 難しくないレベルの文章をできるだけすばやく読む練習をしてください。難しい単語を覚える必要はありません。とにかくすばやく、性格に読めるようにしてください。 時間配分もよく考えて。

物理

 物理は、物理重要問題集を何回も繰り返し解くことが大切です。どんな難しい問題も基礎の積み重ねなので、難しい問題だけでなく 易しめの問題も解くようにしてください。難しめの参考書でオススメなのは「難系(難問題の系統とその解き方)」です。 全部は解けなくても良いので、気になるところや苦手なところをつまむという寛司で利用してください。 また、微分方程式も解けるようにしておいてください。微分方程式をマスターすれば、物理は解きやすくなります。 微分方程式のやり方は塾にいかないと教えてもらえないかもしれませんが。 ちなみに駿台の高橋先生はすばらしいです。

化学

 化学はまず有機から解きましょう。苦手でない限り、間違いなく得点源になります(割と解きやすいので)。 また、無機は高三になってからでも間に合います。理論化学を苦手にしている人が多いので、差をつけるとしたらここです。化学重要問題集や 化学標準問題集を解いて実力を付けてください。また文章が長いので、文章をすばやく正確に理解することが大切で、難しそうに見えても文章の中にヒントが 隠れていたり、設問は優しかったりするのであきらめず落ち着いて解きましょう。物理から先にとくのがいいと思います。科学は時間が足りなくても 解けるところを探して点を稼ぐことが可能です(例えば、知識を問うもの、計算が要らないもの)。


理科一類 2007年度入学 香川県私立校出身C君からのアドバイス

 東大入試では、問題の答えが分かるかどうかだけでなく、その表現の仕方も採点に考慮されるので、なるべく添削指導を受けたほうがいいです。 学校で添削指導がある場合は、それを大いに活用してください。学校で、そういった対策が特に行われていない場合、Z会を利用するのが一番いいと思います。 センター試験の足きりをかわせていたら、センター試験の換算点として90〜100点くらいが総合点に加算されるため、二次試験で440点満点中230点程度取れれば良いことになります。 それに合わせて各科目計画を立てていきます。

英語

 英語は120点満点。得意な場合80点、普通な場合60点、苦手な場合50点は最低でも欲しいところです。英語で求められるものは主に速読力、リスニング力、文章構成力の 3つと言えます。英語の能力を一番鍛えられるのは復習することと音読することで、一度解いた問題や、内容を把握した英文を音読し、徐々にそのスピードを 上げていけば、ある程度の速読能力や、リスニング能力は身につきます。また英文を読む上で重要になってくる語彙力ですが、東大の場合、非常に難解な英語は出てきませんし、 過去問に出ている単語とかぶっている部分が多いので、過去問を解くことが点数アップに繋がるといえます。具体的に、必要な語彙レベルは「速読英単語(必修編)+α」 程度でなんとかなります。東大入試、英語をクリアする上で最も重要なのがリスニングです。ここを苦手としている人は多いので差がつきやすいです。

数学

 数学は120点満点。得意な場合80点(3完3半)、普通な場合60点(2完2半、1完4半)、苦手な場合50点(1完3半、5半)程度の点を目標にします。
 まず、基本的なことができるようになっていることが非常に重要です。黄チャートの例題が解けるレベルなら、入試問題にある程度手を付けられるはずです。 解答を読んで理解できるレベルになれば、東大用に設定された問題を解くことをオススメします。東大の過去問、Z会東大数学、東大模試の問題を 反復して解き、解き方のパターンをマスターするべきです。数学の問題に対するアプローチの仕方が決まっているものが多いので、その基本的なプロセスを しっかり身につけておけば、失敗はしません。

化学

 化学は理科120点満点中の半分である60点が割り当てられている。得意な場合45点、普通な場合30点、苦手な場合25点程度の点を目標にします。
 東大の化学において確実に得点減となるのは有機の分野です。分子量を求めて構造式を推測する問題はパターンなので絶対できるようにしておきましょう。 理論、無機の分野も基本的な問題を数多くこなすことである程度の対処は可能です。化学はいままでといてきた問題数が点数を左右する分野なので、なるべく 多くの問題に触れるようにしましょう。
 計算問題が毎年、得点の1/3から1/2の割合で出題されるので煩雑な計算や、化学特有の近時の考え方になれ、少しでも計算スピードを上げるようにしましょう。

物理

 物理は理科120点満点中の半分である60点が割り当てられている。得意な場合45点、普通な場合30点、苦手な場合25点程度の点を目標にします。
 毎年、力学は出題されているので、力学には十分慣れておくようにしましょう。物理の基礎は力学なので徹底的に力学を鍛えておきましょう。 力学を極められれば、熱力学、電磁気学、波の分野の問題の考え方にも応用が利くものがほとんどでそれらの分野は一度、理解さえすれば解けるようになるまでが早いです。 とにかく、始めのうちは力学の問題を解くことが重要で、過去問だけでなく、模試や、Z会物理、難系などなるべく多くの問題を解いたほうが良いです。
 あとは電磁気学のコイルとコンデンサー、および電位、波の音波、屈折、干渉の問題を解き、理解が深まれば大抵の問題は解けるようになります。

国語

 2次試験の国語に関しては、正直センスだと思います。問題レベルは、センターでだいたい8割程度をコンスタントにとれる実力を持っていて、特に 古文、漢文はほとんど落とさない(100点中85点〜100点)の実力を持っていれば、試験問題の読解は可能です。
 その実力を付けるには、多くの問題に触れ、添削指導を受けるなどして地道にレベルを上げていく他ないです。その程度の実力がついたなら、あとは 表現の問題、過去問を中心に添削指導を受ければ、まず80点満点中35〜40点くらいの点数に落ち着きます。
 表現においてのアドバイスとしては、あまり自分の言葉に変えることなく本文の流れに沿って解答すること。40点以上の点数を取るには運とセンスが必要になってきます。


文科三類 2007年度入学 東京都私立校出身Dさんからのアドバイス

 私は高3の12月までは塾に通っていた為、そこのカリキュラムに従って勉強していました。しかし、勝負は授業が終わってから。特にセンターが終わってからの 一ヶ月といっても過言ではないと思います。私は文V受験。科目は英語、国語、数学、日本史、地理なのでその話を。正直、文V受験なら一科目捨てても平気です。 もちろん全科目できた方がいいに越したことはないですが、全部完璧にしようと思いつめてはいけません。私の勉強の基準として、"1科目は誰にも負けない得意科目を 、3科目は人並みにできるように、残りの1科目は失敗しても仕方がない。"くらいの気持ちで勉強していました。数学が0点でも受かる子はまわりにもいますよ(笑) 全科目に共通して言えることは信頼できる、最後にこれだけは試験会場にもっていくという参考書なりノート鳴りを作ると良いということです。例えば自分が どうしても覚えられない内容を書き込む(それも図や絵を使うと読み返しやすい)、間違えた問題の解法を書く、などです。まず、書くことで脳が刺激されて覚えます。 しかも自分専用なので次に勉強するときも莫大の量の参考書を全部読み返すことと同じ効果が得られるので効率がよいです。
 次に科目ごとの具体的な説明をします。

英語

 東大の問題は語彙レベルとしては難しくはないですが、何せ量が多いです。時間が相当きついです。私は塾で10,20年分の過去問を解いて、自分の 得意分野と苦手分野を把握しました。そして、解く順番をあらかじめ決めて本番に臨みました。毎年の大体の傾向として1.要約、段落整序 2.作文 3.リスニング 4.和訳 5.長文ですが、私は4(比較的得意だったのでさっさと終わらせる)⇒5(一番時間がかかる。しかし、文章を読むのでリスニングで中断されたくない) ⇒2(リスニングで中断されてもOK、またリスニング中でもネタを考えられる)⇒3(リスニング、ただし絶対に、作文の前にあらかじめ問題に目を通しておく) ⇒2の続き⇒1(一番苦手なので、正直捨てても仕方がない。特に段落整除は記号なので最悪、適当に埋める)でした。 人によってさまざまだと思いますが、戦略を立てると英語は点が伸びると思います。

国語

 個人的には、現代文は難しいと思います。抽象的な話が多く、解答例を見ても良く分からないことが多かったです。では、いかにして国語で点を稼ぐのかといえば、 古文・漢文が勝負です。正直現代文ではあまり差がついていないのではないでしょうか。いかに古文・漢文を正確に、かつ早く終わらせて現代文に時間を残すことができるか、だと 思います。古文の和訳は一語一語忠実に訳すことが求められています。漢文は問いに含まれる漢字からいかに熟語を類推できるか、です。また、現代文も共通ですが、解答欄が 短いので、まとめる力が必要だと思います。

日本史

 東大日本史は細かい人物名や事件名を覚える必要はないと思います。ただし、全部論述型であり、問題内容も独特なので過去問で慣れておくのが一番の対策だと思います。 そして解答の作り方の特徴を把握しましょう。私はこういう問いにはこういう答え、というまとめと予想問題ノートを作っていました。どの程度暗記したらよいか、ということ ですが、東大受験のみなら山川出版の詳説日本史を頭に入れておけば対応できると思います。

地理

 これも過去問を解いて問題形式を掴むことが大事です。また、地誌分野が必ず一問は出るので、地名や地形については覚えておいたほうがいいでしょう。 地図帳は絶えず持ち歩いていました。

数学

 文Vは最低一完していれば大丈夫です。途中点も結構くれるらしいので・・・。数学は解答用紙が真っ白なので縦に半分に区切って解答を書いていきましょう (ドラゴン桜で有名ですね)。また、意外と計算がハードな問題もありますが、不安になってもあきらめずに答えを出しましょう。

 以上が私の経験をもとにした二次試験対策です。東大受験に関しては色々ノウハウ本が出版されていて目移りしがちですが、自分の信じる勉強方で自分なりに頑張ってください。 市販のものをたくさん買うとしたら直前期に販売される予想問題集は買うべきです。駿台・河合・代ゼミ等あるかと思いますが、これらはよく研究され練られて作られているので、 本番直前に時間を計って解いてみると良い練習になります。